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LISA

ゲーム 感想・考察

LISAというシリーズのゲームをやったので簡単な紹介と感想を書きました。主に2,3作目についての記事です。紹介は大きなネタバレなしで、後半の感想からネタバレありの内容です。

ゲーム紹介

LISAシリーズはLISA the first,LISA the painful,LISA the joyfulの3部作のゲーム。1作目はフリー(無料)で配信中で、2.3作目はSteamで購入できる。

 The painfulのトレーラー(クリックで再生)

 

The first(1作目)について

1作目のThe firstは主人公であるリサが自分自身の心の中を探索していく探索ゲーム。ゲームを進める中でリサの精神状態というか境遇がわかってくるようになる。マップの感じやアイテムを集めて進めていく探索形式はどことなくゆめにっきっぽい

所要プレイ時間は1時間前後。

The painful(2作目)について

2作目The painfulはファーストの主人公だったリサの兄、ブラッドが主人公になっている。

ファーストが、リサの心の中を舞台にしていたのに対して、ペインフルとジョイフルは現実の、女性が滅びた後の世界が舞台になっている。ストーリーは、主人公のブラッドが路傍で女の子の赤ちゃんを拾うところから始まる。3人の友人のほかの誰にも見つからないように女の子を育てると誓ったブラッドだったが、何年か経ったある日に女の子はいなくなってしまう…。

所要プレイ時間は10時間前後。

The joyful(3作目)について

The joyfulの内容はネタバレになるので割愛。ジョイフルの時系列はペインフルのストーリーの直後になっている。(ペインフルをクリアするまでトレーラーなども見ないほうがいいかもしれない)

こちらのプレイ時間は2~3時間程度。

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ファーストはゆめにっき形式の探索ゲームで、ペインフル、ジョイフルはファーストからシステムもグラフィックも世界観も一新されバトルありのRPGになっていた。ペインフル、ジョイフルのフィールドは荒涼とした砂漠で、マッドマックスみたいな敵がどんどん出てくるおっさんだらけのカオスなRPGだった。

シリーズ通して、それなりに暴力的で残酷な描写や選択肢が出てくるので苦手な人は注意してほしい。ドット絵のかわいらしい雰囲気と裏腹に、目を逸らしたくなるようなシリアスな内容である。また、ペインフルはどちらを選択したとしても最悪の結果になるような選択肢があったり仲間が死んでもう使えなくなったりするシビアなシステムになっている。そこが逆に緊張感とスリルを生み出し、セールスポイントとなっている模様。

感想

以下は、自己満足のメモがてら選択したモードと感想を書きます。

モード選択について

2作目のペインフルにはノーマルモードペインモードがある。(ペインモードはハードモード的なもの。敵が一部変わる・追加される、使ったセーブポイントが爆発してしまい一度しか使えなくなる、追加マップが出現。)ちなみに、自分の場合は隠し要素などを見たかったので最初からペインモードでやった。

スチームのレビューでも、追加要素の関係でペインモードのプレイをおすすめされていたのだが、セーブポイントがなかなか使えないのがなかなかきつかった。進む道がわからなくなると少し疲れるため、初見はノーマルモードでもいいかもしれない。

モードによって敵やマップが変わるほかに、エンディング後のカットシーンにも分岐があるし、マップや仲間キャラを見落とすこともあるので1周で終わらずに、モードや選択肢を変えて2周やるのも楽しいと思う。慣れてから2周目にペインモードをやるのが良いだろう。ただし、初見でペインモードをやっても普通にクリア出来た上、セーブが限られていて後戻りできない緊張感も生まれる。マゾの人は最初からペインモードでどうぞ。

 

※以下の項目からネタバレを含みます。

使った仲間・辿ったルート

ペインフルで辿ったルート

ペインフルでは仲間が死んだり、町が滅びたりするイベントがときどきある。自分の場合は、ロシアンルーレットイベントで仲間のビーストボーンを死なせてしまった。そしてエリア2で悪党にTNTをあげてしまったのでBob's dojoのある町を壊滅させてしまった、気づいたら滅びていてショックだった。

思えば、ロシアンルーレットのイベントは完全にランダムで死ぬようなので、犠牲が1人で済んで良かったほうなのかもしれない。仲間を死なせておいて良かったなんてことはないのだが……。ちなみに、テリーは使えないと思い、育てていなかったが愛着が湧いてルーレットでは選べなかった。

他の見落としポイントや難所では、エリア1のマッドドッグのいる町を出た時に襲われるイベントでは、マグは払わずバトルで火炎瓶を使ってなんとか勝利。エリア2の沼にあるという魚の町はヒントの台詞をきいて一回目のプレイで発見。Dismal IslandはBob's dojo町を滅ぼしたため地図が買えず行けなかった。エリア2-3の間に居る裏ボスの”サタン”のトラックも見落とした。同じく、トラックの鍵も見落としてしまった。

魚の町は一マスしかない沼の中に落ちるとある。サタンのトラックは、ファイトクラブ?のあるマップで右側の洞窟に入らず通り過ぎた先にある町の果てにある。

ブラッドの腕とジョイの使用について。バッゾーが出てくるイベントでは1度目は黙って腕を差し出し、2度目はアイテムをすべて渡したので、ブラッドの腕は片腕残した状態でクリア。ジョイは強い敵の前でタイミング悪くヤク切れ状態になったときに飲んだ以外、あまり使わなかった。火炎瓶もほとんど使わなかったので、完全にエリクサーがもったいなくて使えない症候群だった。

 

 最後に連れていた仲間ギース、ハーベイ、パーシーだった黄色い鳥と、魚の弁護士と、野グソの人である。ギースは毒、麻痺枠、ハーベイは状態異常回復枠、パーシーは炎上とHP回復枠として使用した。いろいろなキャラを使っていたが、この3人は比較的かわいいキャラで使いやすかったと思っている。マッドドッグも出血と炎上が付与できる技が使えて良かったかも。一番好きな仲間はレイジ(プロレスのマスクをしているバーで雇える人)。戦闘後の台詞でめちゃくちゃ叫んで元気なので、連れているとなんだか元気がでた。

仲間にできるキャラは30人いるのでパーティー編成で思考錯誤できるので面白い。戦闘は、若干壊れ性能のキャラがいるので、見つけると楽勝になってしまう気はした。 

ジョイフルで辿ったルート

ジョイフルの場合、選択肢はあまりなかったが一応。最後はワクチンを飲んで終わりにした。ジョイフルではジョイ使用・未使用で分岐はないようだが、ジョイは一度も使わずクリア。HP回復を怠らなければだいたい大丈夫。

ストーリーやシステムについての感想

システム面の感想

 食らうと仲間が即死する技は警戒していたわりに一度も食らわなかった。発動確率が低いのだろうか。(ちなみに英語Wikiには、即死技を使う敵と使う確率が載っている。)

システム的なところは、ゲーム慣れしていないので戦闘バランス等は特に気にならなかったが、上記のように強い仲間キャラもいるので戦闘バランスは大味かも。

BGMの雰囲気は良いが、使いまわし曲が多いかなという感じ。それほど気にすることでもないが時々、音量バランスが気になる。テリーが仲間になるときに効果音とか、町の汎用曲にたまに入ってくるデデーン!みたいな音が気になる。あとジョイフルの一部の敵BGMが大きくてびっくりしたというしょうもない感想。

ストーリーの感想・考察

ブラッドとバディの対立について。主人公のブラッドが、リックやスティッキー、バディと意見が対立して対峙することになるのはつらい。ブラッドも、リックたちもバディもおそらく間違ってはいないのだろうけど……。徐々に、主人公だったはずのブラッドのほうが狂気に捉われていた存在だったとわかるのはあまりにも救いがない。リックやスティッキーに裏切られ、バディにも存在を否定されたブラッドの絶望感がゲームを進めるうちにひしひしと伝わってくるようだった。

ペインフル、ジョイフルに登場するミュータントたちについて。ゲームを進めた人ならば皆、ゲームの中に登場するミュータントが一体なんなのか、ジョイを飲み続けたらどうなるのか徐々に感づくはずだ。主人公のブラッドが最後にどうなってしまうのかもあらかた予想は着くと思う。

けれどペインフルの最後は、バディと会話するブラッドが倒れこんで、そのままスタッフロールと優しいBGMが入る。そのまま終わってくれるのかとホッとしたのも束の間、エンディングの字幕に紛れて「WAKE UP」などの文字が混ざり始める。その後画面が戻って、想像していた通りの姿になったブラッドが居た時は、やるせなくなってしまった。

 今度はジョイフルの話。ペインフルでも進めていて手が止まりかけるような場面はあったが、ジョイフルの後半、Dr.ヤド戦でヤドの玉座(?)のミュータントがランドーの姿に変わった時と、Dr.ヤドを倒した後にブラッドが出てくる場面は特につらかった。戦いたくなくてしばらく攻撃できず、呆然としていた。

特に印象に残ったキャラについて。ブラッドをはじめとして救われず、報われないキャラが多いような印象だが、このゲームの中で一番救われないのはランドーだと思う。ブラッドには息子扱いされず、バディにも信頼されないのはあんまりだと思った。

他の気になる部分について。ペインフル、ジョイフルともに、はっきりわからない謎の部分は多い。気になるのは、ペインフルのジョイラボで死んでいた女性(ヤドの妻)は何故フラッシュの起こった後も生きていたのか?とか、ジョイフルに出てくるミュータント「スウィートハート」の存在とか。ミュータントは「ジョージ」とか「ピーター」とか個人名が多かったが、何故か「スウィートハート」はスウィートハートという恋人や愛しい人を意味する曖昧な名前なのである。ジョイフルのエンディングで、バディがミュータント化した姿を見ることができるが、その姿に「スウィートハート」はよく似ていた。実は、「スウィートハート」とミュータント化したバディの関係性は後述のLISA英語版Wikiでも指摘されていた。あと、ジョイフルのワクチンを飲むか飲まないかの選択肢の前に、バディが「なに?」とブラッドに話しかけているようだった。台詞はなかったが、ブラッドは何か喋っていたのだろうか、とかが気になった。

また、結局女性が滅びる原因となったであろうフラッシュのことは謎のままで、描かれていない部分もあるが、ボリュームも十分で楽しめる作品だと思う。

 

(追記:2017/02/27)リサを購入してやってみようと思ったきっかけを思い出した。ペインフルの冒頭でバディ(女の子)を拾ってから成長するまでの間操作不能のムービーシーンがある。それを見て購入しようと思ったくらい、冒頭のシーンが気にいっている。

ゲーム中にもときどき、回想場面が挿入されることがあったが、欲を言えば冒頭のようなセリフのない長いムービーシーンがあっても良かったかもしれないと思った。(その分作るのが大変にはなるわけだが・・・)

 

おまけで買ったアートコレクションの一枚絵も結構気になる点があっておもしろかった。仲間キャラのオランやレンジャーのブラックのミュータント化した姿があったり。ランドーのキャラ案だったであろういかついおっさんとか、リックやスティッキーたちの戦闘時のモーションみたいなのもあったので、最初はプレイアブルキャラにする予定だったのかもしれない。こちらも要チェック。

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